質問について
率直に言いますね.数学をするときは,自分一人で対象と向き合うのが基本です.何か不明点がある度すぐ安易に他者に尋ねるという態度は,学力向上を確実に妨げます.質問する前に必ず自分で,自分だけの力で解決できないかと考えてください.
あ,もちろんこれは私個人の持論・確信です.先生毎に考え方は異なるかと思います.
以下に,よくありがちな質問サンプルとそれに対する回答を列記しておきますのでご参考に...

  • 単純な板所間違いの指摘→文脈で判断して勝手に直しといてね.
  • 「ココが理解できなーい!」→あと一回自分の頭で考えてから
  • 自分で計算もしないで「この式どうしてこう変わるんですかぁ?」→帰りなさい
  • 他のセンセイの授業に関して→領海侵犯ゆえパス
  • くだらない市販サンコウショの内容→その出版社・筆者さんへどうぞ
  • 学校の問題→学校のセンセイへどうぞ
  • 数学が中途半端にできる生徒さんがよくもってくるタイプ:
    「センセイ.問題文で『偶数』とある所を一般化して『整数』に変えたらどう解くんですか?」
    まず,考えたいなら自分で考えなさいと.それ以前に・・・「テスト問題」・「入試問題」とは,生徒が“試験時間内に”解けるよう,テーマを絞り込んだり数値調整したりして苦労に苦労を積み重ねて出題するもの.そうした作問者側の労も顧みず,いい気になって勝手に内容いじって「一般化」などと・・・100年早いざんす.
  • 常識を超える量の質問→他の生徒さんに対して不公平になりますので・・・絞って絞って.それがアナタにとっていい訓練になります.
  • 「この解答添削してくださーい」→河合塾の授業システムに組み込まれたもののみやります.個人的な添削は受け付けてません.
  • 「この公式,試験で使っていいんですか?」→全ては状況次第.問題全体に占める比重や採点官の趣味で決まることですので私に聞かれましても・・・(授業で「たぶんこー採点されるんじゃない?」っていう情報はちゃんと提供しますので聞ーといてね.)
  • 私が授業でよく使う記号,たとえば「f(x):=sin2 x」(sin2 xをf(x)と呼ぶことにするの意.「使用する数学記号」のページ参照)をテストで使っていいのかという質問→どれも数学業界では普通に使うものなので問題ないでしょう.まー個々の採点官が趣味で決めることなので「でしょう」という言い方に留めておきますが.それより問題として大きいのは・・・そーゆーことを心配してワザワザ訊きにくるくるアナタ,もっと優先して心配することあるでしょってこと.もちろんそれは,数学のチ.カ.ラ.
  • 「センセイ.どーゆー時が解法Aで,どーゆー時に解法Bを使うんですかぁー」→そーゆーこと考えたこともないのでねー.まーたいていは,“次に”何するかを暗算レベルでシミュレーションすることで“今”どうするべきかを判断しているようですが.
  • 前提となる内容を延々「説明」してなかなか「質問」してくれない人→前置きはいいからイキナリ「ココわかんない」って指差して訊いとくれ.問題見ずとも即答しまっさ
  • 「何回やっても答が合わないんですけど・・・」→まずは解答の「最初」と「最後」をチェック.間違いの8割はそれで見つかる.それでもダメなら見てあげま・す・・け・・・ど・・・・・(いちばん疲れるんだこれが)
  • 授業の解答とは違う別解→本当に別の方法で解いたけど自信がなければどーぞー
  • ただし,その別解が授業での解答に比べて完全に遠回りで面倒な場合,それをワザワザ持ち込んで「こーゆー解答したんですが・・・」などと見せなくていいです.劣った解答は破り捨て,正しい解答を“真似”してください.そして,身に付けてください.今一な解答にこだわってそれを追及したりすると,また同じような今一解答をやってしまう・・・人間の脳はそのようにできているっぽいんです.正しい解答を,だけを,しっかり身に付ける.これが学習の基本です.
  • 取るに足らなさそうな些細なことだけど気に掛かる→そーゆーのが大事なこと多いんです
  • 「ドコがわからないのかモヤモヤモヤ・・・」→何を尋ねたいかをまず整理.それも無理ならとりあえずおいで

こうしていろいろ頻出質問サンプルを提示してみると・・・ホントにする価値のある質問ってほとんどないことがわかりますね.質問に来た生徒さんにとって有意義だったものって,年に(担当全クラス合わせて)2,3件程度です.生徒さんが疑問に思うだろーなーっていう内容は,授業で先回りして言っちゃいますのでね.